【小説】射撃練習場

新しい射撃練習場ができたので早速行ってみる。

ブースに入る。壁に大きく映像が流れる。先日私を振った恋人と私が仲睦まじくしている過去の映像だ。

なんて羨ましくて可哀想なやつなんだ。この後の展開も知らずに楽しそうにしやがって。

私はスクリーンが真っ黒に見えなくなるまで撃ちまくって、息を整えた。

なかなか良い練習場である。