【小説】VS説教おじさん

風俗嬢が仕事に行こうとすると、説教おじさんが現れた。説教おじさんは説教を始めた。

風俗嬢は抵抗した。

「家に帰れって言われたって実家じゃお金も食べ物ももらえないんですよ、出勤させてください」

「まともな仕事をしろですか?二百社受けましたが百社は落ちて百社は一日で首になったんです」

説教おじさんは風俗嬢の前に立ちはだかり三日三晩説教を続けた。風俗嬢はぼろぼろだったが説教おじさんは疲れなど微塵も見せずますます勢いを増して説教をした。

「お願いします…出勤させてください…お金もらえないとご飯食べられないんです…」

風俗嬢は最早半泣きだ。

「結婚しろ、ですって…?前は専業主婦してましたがあなたみたいな人に『働いて自立しろ』って四六時中付きまとわれて…」

「出勤させて…頼むから…もう…だめ…」

力尽き、風俗嬢は倒れた。

説教おじさんは殺人罪で捕まった。