2023-01-01から1年間の記事一覧

【やり方メモ】月経ディスク挑戦譚

月経カップの進化版ぽい月経ディスクというのを初めて試した。慣れていないときに気をつけるべきかなと思ったことをメモする。 当方はタンポンとソフィシンクロフィットは使っていて月経カップの使用経験はない。 この記事を参考にしようと思ってくださる方…

【考察】コミュニケーションの齟齬と自力で心を沈めること

コミュニケーションに齟齬があったとき、ひどく動揺する。今もその動揺の中にあり、手や体が震え心臓もバクバクいっており、キーボードが打ちにくい。(特に左手が震える。どうでもよい情報。)(このように文章を書くという理性を使う行動をしていても治まらな…

【考察】音楽とかにおけるまだ気付いてない要素への指摘

昔、合唱団の練習中に「ソプラノ(私の属するパート)、音が微妙に低い」と指揮者に言われた。今の私はその違いに気付けるかも知れないが、当時の私には到底気付けず「合ってるじゃん!そんな指摘は間違っている!」と心の中で思い、虫の居所が悪かったのか無…

【小説】地中の生き物

田んぼのように四角く、雑に土が掘られていた。私たちはそこに並べて横たえられた。もう誰にも自力で起き上がる力はなかった。上から土がかけられた。私たちはかろうじて虚ろな目で彼らをにらむだけだった。たまに何人かが弱い声でうめいていた。私たちは完…

私はその花の最後の葉だった。私が去ると花は枯れた。 私は風車の羽の一枚だった。私が去ると風車は壊れた。 私は組織の重要なポストに付いていた。私が去ると組織は解散した。 私は家族を養っていた。私が去ると家族は家族をやめた。 私は好きなところへ行…

【小説】生存本能

私にかけられた呪いの名は生存本能といった。生まれながらに持っていた欠陥。 私は死ぬのが怖かった。面倒でも生き続けるために自分の世話をし、戦いに出ることも避けた。どんなに退屈でそこから逃れたくても消えてしまうのは怖かった。これでは何のために生…

【小説】姉妹

年の離れた姉がいた。姉と私は物心ついた頃から二人暮らしだった。 姉は私に優しくはなかった。 友達が来てテレビゲームをするのだと言って、姉はよく私をクローゼットに閉じ込めた。 荷物の間で膝を抱え、暗いのを意識しないようにしながら時間が過ぎるのを…